APECプロジェクト 「貿易投資の新しい国際的枠組みに向けてのキャパシティ・ビルディング」 バンコク会合 【2006/11/25-26】

APECプロジェクト 「貿易投資の新しい国際的枠組みに向けてのキャパシティ・ビルディング」 バンコク会合


概要


 多国間貿易自由化を掲げるWTOドーハ交渉が難局に直面している一方で、近年、APEC内外ではFTA(自由貿易協定)をはじめとする様々な国家間・地域間貿易投資協定に向けての交渉が行われ、WTO以上の関心を得ている。IISTは、その様な背景を反映し、各種交錯する自由貿易システムや、国際ルールの関係を考察し、APEC域内で出現している新しい貿易投資の国際的枠組みを理解することを目的とするAPECプロジェクトを2005年より実施している。WTO発足10周年記念国際シンポジウム(2005年10月開催)とハワイワークショップ(2006年10月開催)に続き、プロジェクトの最終フェーズとなる今回の会合は、半期ごとに開催されるアジアWTO研究ネットワークの会合にあわせ、国際シンポジウム「WTO at the Crossroads: the Challenges Ahead」を主催し、同時に少人数の専門家を対象としたAPECワークショップを行った。


日時:2006年11月25日-26日
場所:バンコク(タイ)

シンポジウム
主催:APEC、アジアWTO研究ネットワーク
共催:タイ研究基金、東アジア大学、スコータイ・タマティラット・オープン大学、International Institute for Trade and Development、ストックホルム環境研究所、(財)貿易研修センター

ワークショップ 主催:(財)貿易研修センター


内容


 2006年11月25・26日にかけて開催した「WTO at the Crossroads: the Challenges Ahead」国際シンポジウムでは、「WTOと持続可能な発展」や「サービス貿易」など、WTOが抱える課題別に5つのセッションに分けて議論を行った。特に、後半のセッション4とセッション5では、APECのFTAプロジェクトに合わせたテーマを設定した。セッション4「地域的自由貿易協定の現状」では専門家がマレーシア・タイ・台湾等のFTA交渉状況を発表し、続くセッション5「新たな貿易投資国際枠組み」では、2006年10月にIISTが開催したハワイワークショップの議論の結果を提示しつつ、台頭する自由貿易交渉とWTO中心の多国間交渉の関係に焦点を当てて、WTOとAPECの専門家間での意見交換を行った。直前のAPECベトナム閣僚会議共同声明とハノイ首脳宣言を受け、APEC全域におけるFTA構想の実現可能性の検討と、それがWTOに与える影響などに関しても意見が述べられた。
 2日目(最終日)の午後には、11名の専門家を対象としてワークショップを開催し、3つのフェーズに渡ったFTAプロジェクトの議論内容のアウトプットとなる最終報告書について、内容の検討・議論を行った。今回新しく参加した専門家も含めて、更に多角的な視点から、APECやWTOなどの国際的枠組みや各国の機関に対する課題と今後の取り組みが提案された。

PDF (210KB) プログラム


26日 セッション5

26日 セッション5

26日 シンポジウム会場風景

26日 シンポジウム会場風景


シンポジウム集合写真

シンポジウム集合写真

26日 ワークショップ風景

26日 ワークショップ風景




担当:人材育成部