平成18年度 中国金型関連産業の比較調査 【2006/11/19-25】

平成18年度 中国金型関連産業の比較調査

概要


 中国の金型関連産業を中心に据え、その現地企業の実態を調査をすることで、中国の製造業の今後の方向性と日本企業の中国戦略の課題を明らかにしたいという目的のもと、専門家3名を含む調査団を中国広東省に派遣した。3名は貿易投資についての専門家であるとともに、従来から中国の金型産業の比較調査研究に携わり、論文等も多数発表している。

主催:(財)貿易研修センター
協力:三井物産(株)広東事務所、他 訪問先12社 日時:2006年11月19日(日)~25日(土)
場所:中華人民共和国 広東省広州市等

参加者


派遣専門家3名を含む調査団 計7名
・天野 倫文 法政大学経営学部助教授 派遣専門家
・李 瑞雪 富山大学経済学部助教授 派遣専門家
・岩本 功志 財団法人国際貿易投資研究所公正貿易センター所長 派遣専門家 (団長)
・金 容度 法政大学 経営学部助教授
・行本 勢基 早稲田大学アジア太平洋研究センター助手
・尹 成勲 朝陽貿易株式会社鉄鋼貿易部
・富所 香織 財団法人貿易研修センターアジア部 事務局


主な訪問先


・花都汽車城
・三井物産(広東)
・広州愛機訪問
・広汽豊田発動機
・APAC(高尾菊池)
・シナノケンシ
・松下殿・日宝鋼材
・三井ハイテク
・Anam China
・ACE Electronics
・ブラザー
・台湾模具制品


内容


 調査団は、中国華南地域の広州、東莞、番禺、深?の各地において、自動車部品関連、電機部品関連、コイルセンター等日系現地企業を中心に韓国、台湾を含めて計12社を訪問したほか、派遣専門家がこれまでに調査した大連、長春、上海地区の産業事情に関する調査報告セミナーを行った。

 今回の調査で、金型部品の現地調達化の動きがより速く進化していることを認識できことは大きな収穫であった。日本企業が中国市場でシェアを伸ばすためには、 部品や金型の現地調達化を進め、実力を備えたローカルサプライヤーを育成することが 不可欠であるとの印象を強くした。人口の多い中国であっても、単に人件費が安いから進出してきた時代と違い、世界の輸出基地としてなるべくハイグレードな製品を目指す必要があり、それには見合った 技術者、熟練工の確保が大きな課題であるとの認識を新たにした。
 以上のように、“中国の製造業の今後の方向性と日本企業の中国戦略の課題を明らかにする”との目的に見合った実りある調査であった。


金型部品メーカーで製造工程の説明を受ける

金型部品メーカーで製造工程の説明を受ける

韓国の電子部品メーカーで説明を 受ける

韓国の電子部品メーカーで説明を 受ける


自動車メーカーを中心とした工業団地花都汽車城を見学する

自動車メーカーを中心とした工業団地花都汽車城を見学する



総務・企画調査広報部