平成18年度 第1回 アジア若手有望指導者招聘事業 【2006/09/4-9】

平成18年度 第1回 アジア若手有望指導者招聘事業


概要


 カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの4カ国(以下CLMV諸国と呼ぶ)は、長い内戦や、計画経済から市場経済への移行など、経済社会構造の急激な変化を経て現在新たな国づくりの最中であり、またASEAN後発加盟国として今後の経済発展が期待される地域でもある。このCLMV諸国の経済発展を支援し、日本との相互理解、経済交流の促進を図るため、(財)貿易研修センターでは、CLMV諸国の政府高官等9名を日本に招聘し、日本の経済人や政府高官との意見交換や日本を代表する企業の訪問等を通じて、我が国の経済産業や社会について紹介する「第1回 CLMV若手リーダー招聘」事業を、平成18年9月4日(月)~同9日(土)まで実施した。

日程:2006年9月4日(月)~9日(土)
主催:財団法人貿易研修センター
後援:経済産業省

被招聘者


カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの政府高官等 計9名(詳細は下部を参照)


主な訪問先等


・(株)パワー
・講義「日本の経済」「日本の政治」「日本の社会」
・パナソニックセンター東京
・経済産業省 訪問、二階経済産業大臣表敬
・日本商工会議所
・日本経済団体連合会
・トヨタ自動車(株)
・新日鐵(株)名古屋製鉄所
・(株)トーセ

内容


 1週間の訪日プログラムで、招聘者は経済産業省及び外務省の訪問、経団連・日商等の経済団体幹部役員との意見交換会、トヨタ自動車、新日鐵及びアパレルの刺繍・縫製下請けの企業((株)パワー)、ゲームソフト等コンテンツ制作会社((株)トーセ)の訪問を通じて日本の経済産業の実情を視察した他、日本の経済、政治、文化についての講義を受け、日本の状況について体系的に学んだ。またプログラム初日に開催した歓迎レセプションには、CLMV諸国に関心のある企業の方々及び政府関係者等約100名が参加し、積極的に招聘者との親交・交流を深めて、日本のCLMV諸国への関心の高さが伺われた。
 招聘者の評価として、「日本の経済産業はトヨタなどの世界的な大企業に牽引されていると思っていたが、実際は中小企業が日本の経済、雇用、産業、技術を支えていると知り、自分の国の中小企業も日本から学べることが大いにあるはずだと励まされた(ラオス、ミャンマー)」、「日本の経済が(戦後)短期間に急速に発展した理由について学びたい(ラオス)」、「日本のように、経済が発展しても、良い伝統や文化、社会を維持するにはどうしたらよいだろうか(ラオス、ミャンマー)」、「日本の政治は安定している。問題を平和的に解決する術を見習いたい(ラオス)」、「日本は、産業技術や人材面で、国際社会において非常な競争力がある。日本の技術開発や人材育成の方法について学びたい。そのために、CLMVから日本への奨学金予算を増やしてほしい(CLMV)」等、日本から学ぶ姿勢を見せる一方、「日本はもっと積極的にアジアのリーダーとしての役割を担うべきだ(ベトナム)」、「日本の若者はますます西洋化しているようだが、日本もアジアの一員であることを忘れないで欲しい(ミャンマー)」等、日本への要望も挙げられた。さらに「CLMVへの投資に興味がある人にぜひ見にきて欲しい(CLMV)」、「日本とCLMVは、宗教、価値観、文化などで共通するところたくさんがあるので、お互いに理解し合うことができる(ラオス、ミャンマー)」という声も寄せられた。またほとんどの招聘者から、「大変有意義なプログラムだった。今度はより長く日本に滞在して、日本の経済産業等についてもっと学びたい。」「来年もぜひ引き続きこの事業を実施して欲しい。」というコメントが出された。


二階経済産業大臣 表敬訪問

二階経済産業大臣 表敬訪問

歓迎レセプション

歓迎レセプション


(株)パワー 訪問  縫製作業の様子

(株)パワー 訪問 縫製作業の様子

新日鐵(株)名古屋製鉄所

新日鐵(株)名古屋製鉄所


被招聘者


【カンボジア王国】
ヒン ソラクシー
副首相顧問兼内閣補佐官

ソク ソフィク
商業省局次長

【ラオス人民民主共和国】
ナム ヴィニヤケート
商工省大臣

ペッサコーン ルアンアパイ
首相府副官房長

【ミャンマー連邦】
アウン ミョー
国家計画・経済開発省局長

フラ ミン
外務省国際機構経済局次長

ウィン アウン
ミャンマー商工会議所副会頭

【ベトナム社会主義共和国】
レー ザン ヴィン
商業省副大臣

グエン フン ナー
郵電省電気通信局次長



担当:国際交流部