● 全米取締役協会(NACD):ロジャー・W・レイバー氏 全米取締役協会会長、 ● 経済協力開発機構(OECD), グラント・カークパトリック氏 OECD金融・企業局企業問題課シニアエコノミスト 招聘 【2006/07/24-28】

全米取締役協会(NACD):ロジャー・W・レイバー氏
全米取締役協会会長

経済協力開発機構(OECD):グラント・カークパトリック氏
OECD金融・企業局企業問題課シニアエコノミスト

概要


 貿易研修センターは、経営人材育成事業の一環として、グローバル化の進展に伴い、企業の社会的責任(CSR)や企業のコーポレートガバナンスの在り方についての様々な経営者啓蒙事業を実施してきた。今回は、コーポレートガバナンスに関するコンサルティング事業を行っているMIDCとの共催で、全米取締役協会および経済開発協力機構(OECD)から講師を招き、グローバル時代における日本企業の取締役が果たすべき役割について、我が国の経営者、学者などと議論していただく、国際シンポジウムを開催した。

日時:2006年7月24日(月)~28日(金)
主催:財団法人貿易研修センター(IIST)
共催:(有)マルチラテラル・インベストメント・ディベロップメント・コーポレイション(MIDC)
後援:(シンポジウムのみ): 経済産業省、OECD東京センター、(社)日本監査役協会、日本インベスター・リレーションズ協議会、(財)企業活力研究所


被招聘者


全米取締役協会(NACD):ロジャー・W・レイバー氏
全米取締役協会会長

経済協力開発機構(OECD):グラント・カークパトリック氏
OECD金融・企業局企業問題課シニアエコノミスト


内容


7月25日シンポジウム  「グローバル時代の企業ガバナンス~今問われる取締役の役割」というテーマのもと、企業経営者や研究者を対象とした国際シンポジウムを開催した。
 開会講演では、企業ガバナンスの必要性、日本における企業ガバナンスの現状・課題と、日本にあった企業ガバナンスの追及の重要性が論じられた。
 基調講演では、レイバー氏により、米国における企業ガバナンスの取り組みや、半数以上が社外取締役でなければならない取締役会の制度について説明が行われ、続いて、カークパトリック氏はOECDを含む世界各国での企業ガバナンスの特徴と課題を論じた。
 これらの講演を元に、後半のパネルディスカッションでは、日本独自の企業風土における企業ガバナンスの課題と、より良い企業ガバナンスに向けた取締役・監査役の役割が議論された。また、女性・外国人の登用による取締役・監査役の多様化や、日本にあった企業ガバナンス追及の必要性も論じられた。

7月26日ワークショップ  前日のシンポジウムでの講演及びパネルディスカッション内容を踏まえ、「グローバル時代の企業ガバナンス~求められる取締役の資質とその向上」というテーマにて、少人数の日本企業経営者及び学術研究者によるワークショップを実施した。
 ワークショップでは、実際の企業経営の中で経営者が直面した、具体的な企業ガバナンスの問題点や対応事例を共有した。特に、代表取締役・取締役・監査役間でのお互いのチェック及びフィードバック機能の改善の必要性を中心に、日本企業としての今後の課題が議論された。

 なお、レイバー氏は、経済産業研究所においても講演をし、日本の行政官との意見交換を行った。


 米国取締役協会会長として、米国の企業ガバナンスと取締役の研修プログラムに詳しいレイバー氏と、OECDが制定した企業ガバナンス原則の検証責任者であるカークパトリック氏を招聘し、2日間に渡った本フォーラムを通じて、両氏と日本の企業経営人・専門家との間で、欧米と日本での企業ガバナンスの取り組みと取締役・監査役の行動指針について意見交換を実施し、今後の同分野における日・欧米の取り組みの強化と情報交換の輪の形成に貢献できた。
 フォーラム後のアンケートでは、一般参加者から、日本の企業ガバナンスの強化について、行政・企業・投資家を交えて今後一層の取り組みが必要であると認識する意見が多く出ており、昨今の日本における同テーマについての問題意識の高さが窺えた。


PDF (153KB) プログラム


レイバー氏基調講演(25日)

レイバー氏基調講演(25日)

カークパトリック氏基調講演(25日)

カークパトリック氏基調講演(25日)


パネル・ディスカッション風景

パネル・ディスカッション風景

ワークショップに参加する2名

ワークショップに参加する2名




担当:人材育成部