平成18年度 (関東地域):DTF欧州国際ミッション派遣(フィンランド)【2006/09/03-09】

平成18年度 (関東地域):DTF欧州国際ミッション派遣(フィンランド)


概要


 長野県諏訪地域は、微細な加工技術や高付加価値製品の製造企業を多数有する世界に比類のない優れた工業集積地であり、地域の企業を中心に2000年に「DTF研究会」の活動を開始し、DTF(デスクトップ・ファクトリー)技術にかかるDTF部品や装置などの技術的な検討を行なってきている。本事業では、海外にて向けてDTFの優位性を積極的にPRし、海外ユーザーの獲得等を目指すために、DTF研究会メンバー等によるミッションをフィンランドに派遣し、マッチング(視察、売り込み)と国際的PRとを行った。


日程:2006年9月3日(日)~9月9日
主催:財団法人貿易研修センター、DTF研究会((財)長野県テクノ財団)
後援:経済産業省関東経済産業局
場所:フィンランド共和国 タンペレ市、ヘルシンキ市

主な訪問先


・Corelase
・TUT(タンペレ工科大学)
・Linvatec(医療用機器製造)
・Nokia Mobile Phones, Salo
・Cencorp Oyj. Lohja (自動化製造装置の開発と販売)
・Singulase Oy. Lohja (半導体用超短パルスファイバーレーザー)
・VTT(フィンランド国立技術センター)
・Suunto(腕時計型コンピュータ)


内容


 タンペレで行われたDTF国際ワークショップでは、タンペレ工科大学をはじめとするフィンランドのDTF関係者が多く集まり、両国におけるDTFの開発と成果や、最新のマイクロ機械技術についてのブリーフィングを通じて、活発な情報交換が行われた。また、現地視察では、フィンランド国立技術センター等の研究機関や、携帯電話のNokia社等フィンランドを代表するマイクロ機械産業企業を訪問し、マイクロ機械技術がフィンランドでどのように実用化されているのかを学んだ。

 国際ワークショップには、予想を超える約40名のフィンランドのDTF関係者が参加し、現地での同技術における関心の高さが窺えた。ワークショップの参加者からは、DTFの国際優位性や、同分野における両国間の研究・開発協力の必要性を認識したとの評価を得た。今回のフィンランドのマイクロファクトリの実用化研究と、DTFの領域は、親和性が高く、相性もよいことが新たに認識され、両者が連携することで新たなビジネスが創出されることが期待される。

 本ミッションは、昨年度諏訪において開催したDTF国際フォーラムにて、要人招聘事業にて招聘したタンペレ大学工学部ツオッコ教授の協力により、実現したものである。

DTF国際ワークショップ

「開会の辞」「DTFの活動概要」

・DTF研究会紹介ビデオ

・「日本におけるDTFの開発と成果(1)マイクロ・マシニング装置」
 高島産業(株) 遠藤常務

・「日本におけるDTFの開発と成果(2)表面処理装置」
 (株)平出精密 平出社長

・「技術研究のための資金調達および国際協力」
 フィンランド技術庁(Tekes)技術・革新のためのフィンランド資金支援機関

・「タンペレ工科大学における過去および現在のDTF活動の概要」
 タンペレ工科大学生産技術研究所 Reijo Tuokko教授

・「画像処理とセンシングを利用した微小部品のハンドリングと組み立て」
 タンペレ工科大学生産技術研究所 Dr. Jani Uusitalo

・「デスクトップファクトリのための自立制御ソフトウェアの再構成」
 タンペレ工科大学生産技術研究所 Jose L. Martinez Lastra教授

・「マイクロ機械部品および装置の設計と製造」
 フィンランド国立技術センター 産業システム部門 Antero Jokinen

・「マイクロ機械製品の検査」
 ZET Systems 常務 Mikko Koivuniemi

・「ピコ秒ファイバレーザを利用したマイクロ製造システム」
 Corelase 常務 Harry Asonen

・ビジネスパートナーとしてのタンペレ地域」
 タンペレ国際ビジネス事務所 取締役 Vesa Kaasalainen


ワークショップでの  日本側プレゼンテーション

ワークショップでの 日本側プレゼンテーション

ワークショップ参加者

ワークショップ参加者


Chip-man Technologies社訪問風景

Chip-man Technologies社訪問風景

タンペレ工科大学訪問風景

タンペレ工科大学訪問風景




担当:国際交流部