平成18年度 ラオスSEZ政策広報支援ミッション 【2007/02/10】

平成18年度 ラオスSEZ政策広報支援ミッション

概要


 2007年8月の日CLMV経済大臣会合において、経済特区(SEZ)開発が外国直接投資誘致の有効施策として重要であるとの認識から、CLMV各国におけるSEZセミナー開催が歓迎されたことを踏まえ、ラオス政府の要請によりSEZ分野の専門家を派遣した。
 SEZセミナーについては、別途ジェトロが中心になり企画した「東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)プロジェクト」の広報セミナーと共同実施することによる相乗効果をねらって、ラオス工業商業省等との4者共催により、ERIA/AMEICCシンポジウム「ラオスの開発戦略:アセアン/東アジアの経済統合とSEZ政策」として開催した。

主催:(財)貿易研修センター
日時:2007年2月3日~10日
場所:タイ(バンコク)、ラオス(サバナケット、ビエンチャン)

参加者


派遣専門家
小林 正一 (株)日本開発政策研究所所長

同行者
小林 出 日アセアン経済産業協力委員会 (AMEICC)事務局代表
宮崎 了一 AMEICC事務局次席代表

事務局同行者
朝倉 俊雄 (財)貿易研修センターアジア部長
荒井 幸子 (財)貿易研修センターアジア部職員


主な訪問先


・JODCバンコク事務所(AMEICC事務局)
・ジェトロバンコクセンター
・JBICバンコク事務所
・ジェトロバンコク研究センター
・Savan-Seno SEZ公社(SEZA)
・サバナケット県副知事訪問
・食品加工企業視察
・サバナケット旧空港、サバナケットSEZ用地(サイトB,C)視察
・工業商業大臣、計画投資省副大臣、副首相表敬訪問
・アジア開発銀行ラオス事務所
・ビエンチャン特別市工商部


内容


 セミナー開催に先立ち、小林専門家はサバナケット県において始まっている国道9号線(東西経済回廊)沿いのSEZサイトを視察した他、関係省庁を訪問してSEZ開発による外資誘致の重要性を解説した。
 シンポジウムにおいては、同専門家が「経済特区-効果的な開発政策」との演題で、外国直接投資を誘致するためにSEZ開発が有効であること、ASEAN地域統合に向けて物流網整備等が進む今がラオスにとり絶好の機会であることを話して、ラオス政府による早期の取組みを促した。シンポジウムでは、同専門家の他、ラオスの工業商業大臣、計画投資省アドバイザー、ジェトロアジア経済研究所理事が基調講演を行い、ラオス国立経済研究所、タイ工業団地公社、国際協力銀行関係者等が参加したパネルディスカッション「経済統合におけるラオス経済開発戦略:外国直接投資、経済特区、その先へ」を実施した。

 小林専門家は、30年にわたりアジア各国でSEZ開発に携わった経験を有するとともに、2006年9月にはラオスを含むCLMV諸国のSEZ開発の状況について現地調査を行ったこともあり、本件テーマの最適任講師の一人として現地で歓迎され、副首相以下の政府要人との面談が実現した他、シンポジウムでは副首相が開会挨拶するなど、ラオス側の関心の高さを窺わせた。
 シンポジウムには、主催のラオス工業商業省、後援のラオス国立経済研究所が中心になり積極的に広報したこともあり、政府及び民間関係者を含む120名を超す参加者を得て盛況であった。
 今回の専門家派遣がひとつの契機となり、その後ビエンチャン首都圏でSEZ開発の動きが本格化してきており、今後の動向が注目される。


サバナケットSEZ公社での打合せ

サバナケットSEZ公社での打合せ

計画投資省ブンタビー副大臣表敬訪問

計画投資省ブンタビー副大臣表敬訪問


シンポジウム風景

シンポジウム風景

第一メコン友好橋の中央には線路が敷かれている

第一メコン友好橋の中央には線路が敷かれている




担当:総務・企画調査広報部