平成19年度 メコン地域陸路実用化実証走行試験同行調査 【2007/12/17-23】

平成19年度 メコン地域陸路実用化実証走行試験同行調査

概要


 2006年12月の第2メコン国際橋の開通により、タイとベトナム間の陸上輸送に進出日系企業の関心が高まっており、アセアンにおいてもラオスを含む関係3カ国において、東西回廊を活用した陸上物流の活性化や沿道地域振興に向けた検討が始まるなど、地元の期待も高まっている。
 このため、経済産業省と国土交通省では、荷主企業や運送事業者等、民間サイドの参加を得てプロジェクトチームを立ち上げ、東西回廊における陸上輸送ルートの実用化・商業化を目指して、実際の貨物を積載した車両で走行する実証走行試験を、2007年10-12月にかけて実施した。
 貿易研修センターでは、この実証走行試験のうちホーチミン→バンコクルートについて、物流分野の専門家を同行させ、物流関連インフラや通関手続き等の現状や問題点についての調査を行なった。

主催:(財)貿易研修センター
協力:メコン地域陸路実用化プロジェクトチーム
日時:2007年12月17日(月)~12月23日 (日)
場所:ベトナム(ホーチミン、ダナン、ラオバオ)
ラオス(デンサワン、サバナケット)
タイ(ムクダハン、バンコク、レムチャバン)

参加者


派遣専門家:
一橋大学大学院商学研究科教授 根本敏則 氏
アジア物流開発(株)専務執行役員 野村紘一 氏
同行者(自費参加):
横浜商科大学商学部教授 橋本雅隆 氏
アジア物流開発(株)専務執行役員 岩部恒三 氏
事務局:(財)貿易研修センターアジア部長 朝倉俊雄


内容


 今回は、上述プロジェクトチームに参加した富士通コンピュータ・プロダクツ社(FCPV)のパソコン部品をホーチミンの同社工場からバンコクの同社組立工場まで陸送する実証走行試験を、運送業務を担当した佐川急便ベトナム社が中心になって実施した。本調査では、この実証試験に派遣専門家の根本一橋大学大学院教授をヘッドとする調査チームが同行して、FCPV社での梱包・積載作業の視察、ダナンからサバナケットまでの陸路並走、国境税関での手続き視察、サバナケットでのコンテナ積換え作業視察などを行なった。

 調査参加者から、実際に実証走行試験に同行することで、物流インフラの現状や通関手続きの実態をより具体的に把握できたとして評価があった。
 また、調査終了後に、同行調査参加者とプロジェクトチーム関係者の間で報告・意見交換会が実施されたが、とくに、ラオスにとっての東西回廊の意義を評価することの重要性が指摘されるなど、今回の調査成果を今後の陸路実用化・商用化の実現に向けて参考に供していくことになった。


陸送貨物の梱包作業

陸送貨物の梱包作業

ダナン出発の朝

ダナン出発の朝


ラオバオ税関を出発するトレーラー車

ラオバオ税関を出発するトレーラー車

コンテナ積換え作業(於サバナケット)

コンテナ積換え作業(於サバナケット)




担当:総務・企画調査広報部