平成20年度 第2回 アジア若手有望指導者招聘事業 【2008/07/14-19】

平成20年度 第2回 アジア若手有望指導者招聘事業


概要


 安定的かつ環境に優しい持続的な経済成長を実現するうえで、エネルギー問題は重要な課題の1つである。今回はエネルギー分野に焦点をあて、当該諸国からエネルギー分野を所掌する省庁の若手有力高官、関連機関・国営企業の幹部を招聘し、我が国のエネルギー事情や政策に対する理解を深め、同じエネルギー分野のカウンターパートとの交流を深めることにより、我が国の新世代の各界リーダー相互とのより強固な連帯感の醸成を図っていただくことを目的として実施した。

日程:2008年7月14日(月)~7月19日(土)
主催:財団法人貿易研修センター
後援:経済産業省


被招聘者


エネルギー分野を所掌する省庁の若手有力高官、エネルギー関連機関・国営企業の幹部を、CLMV諸国より各国3名、計12名(詳細は下部を参照)


主な訪問先等


・講義『日本社会事情』・講義『日本経済事情』
・外務省南部アジア部長表敬
・経済産業省 通商政策局長表敬
・資源エネルギー庁
・新日本製鐵君津製鐵所
・東京電力横浜火力発電所
・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
・トヨタ自動車堤工場
・三菱電機名古屋製作所
・京都市廃食用燃料化施設

内容


 1週間の訪日プログラムで、招聘者は経済産業省及び外務省の訪問、新日本製鐵君津製作所、東京電力火力発電所、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、トヨタ自動車堤工場、三菱電機名古屋製作所、京都市廃食用燃料化施設などの訪問を通じて日本の経済産業・エネルギー効率に対する取組みの実情を視察した他、日本の経済、文化、エネルギー政策などについての講義を受け、日本のエネルギー事情や政策、取り組みについて体系的に学んだ。またプログラム初日に開催した歓迎レセプションには、CLMV諸国に関心のある企業の方々及び政府関係者等ら、100名を超える参加者が出席し、積極的に招聘者との親交・交流を深め、日本のCLMV諸国への関心の高さが伺われた。
 本事業を通じて3つの大きな成果はまず、第1に、資源エネルギー庁や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの説明や意見交換を通じて、招聘者は日本のエネルギー事情や当該政策を学ぶことができた。招聘者の多くは、日本のエネルギー政策とりわけ省エネルギー政策が明確に具体的な目標をかかげ、確固たる方針で実施されていること、また石油危機以降、我が国がエネルギー効率向上に向けて積極的な取組みを行い、その結果、高いエネルギー効率を実現したことに深い感銘を受けていた。今後こうした我が国のエネルギー分野における知識や技術をCLMV諸国に紹介、技転してもらいたいとの希望が多く寄せられた。
 2つ目に、我が国の経済事情や産業分野における省エネルギーの取組みなどを、実際に企業の工場や施設を視察することにより学んでいただいた。招聘者は、日本の高度経済成長を支えた高い技術力を実際に目でみて学ぶと同時に、我が国における人材不足の現状や問題点などについても認識を深めて、今後エネルギー分野のみならず様々な分野で我が国とCLMV諸国が補完しあっていける部分があるのではないかと指摘していた。とりわけ、エネルギー分野においては、石炭や天然ガスなど、エネルギー資源を多く有するCLMV諸国と、エネルギー技術や知識面において先端をいく我が国との、将来的な協力・連携についての重要性が示唆された。
 3点目としては、本事業の実施を通じて、CLMV諸国からの招聘者相互の間のみならず、我が国の省庁関係者やエネルギー関連機関・企業関係者との交流が実現され、エネルギー分野の関係者相互間により幅広くかつ友好的な人的ネットワークを構築することができたことがあげられる。招聘者の多くは、実際に日本の文化や歴史的な諸施設を訪問し、日本に対する伝統や文化への親近感を深め、我が国に対するより強いきずなを感じていたようである。
 今回の事業を通じて以上のような成果をあげることができたものと考えており、今後のCLMV諸国と日本の協力関係の更なる強化・促進に向けて、パイプ作りの一助とすることができたものと思料する。


プログラムオリエンテーション

プログラムオリエンテーション

歓迎レセプション

歓迎レセプション


経済産業大臣政務官主催昼食懇談会

経済産業大臣政務官主催昼食懇談会

新日本製鐵君津製鐵所 視察

新日本製鐵君津製鐵所 視察


東京電力横浜火力発電所 視察

東京電力横浜火力発電所 視察

京都市廃食用燃料化施設 視察

京都市廃食用燃料化施設 視察


被招聘者


【カンボジア王国】
ビクター・ジョナ
鉱工業エネルギー省
エネルギー総局次長

プロン・ティティア・パルクン
鉱工業エネルギー省
カンボジア電力公社
送電事業部次長

ヌオン・ピッソパル
カンボジア商工会議所
広報課長、作業部会コーディネーター

【ラオス人民民主共和国】
プンミーサイ・サイニャヴォン
エネルギー鉱業省
ラオス電力公社
エネルギー管理担当部長

センドゥアン・ヴォンイン
エネルギー鉱業省
電力局
総合政策課次長

ウトーン・シンダラー
エネルギー鉱業省
大臣官房政策統計課
事務官

【ミャンマー連邦】
ウ・ティン・トゥ
エネルギー省
エネルギー計画局
次長

ウ・ニー・ニー・トゥン
第1電力省
水力発電公社
アシスタントエンジニア

ウ・チー・ゼヤ
第2電力省
ミャンマー電力公社
アシスタントエンジニア

【ベトナム社会主義共和国】
レ・トゥアン・フォン
ベトナム商工省
エネルギー局
次長

ディン・クァン・チ
ベトナム電力グループ
副社長

グエン・ブイ・ハイ
ペトロベトナム電力公社
副社長




担当:国際交流部