APEC「知的資産を活かした戦略的中小企業経営」プロジェクト・キックオフ会合(沖縄)【2009/9/14-15】

APEC「知的資産を活かした戦略的中小企業経営」プロジェクト・キックオフ会合(沖縄)


概要


 これまで知的財産戦略は、人材や資金に余裕のある大企業が自社の権利を守るという視点から議論されることが多かった。本事業では、知的財産だけでなく、中小・新興企業が自社の様々な知的資産を正確に把握し、それを積極的に活用することで、企業の成長を図ることに焦点を当て、企業経営者らを対象とする人材養成を目指している。
 本事業では、APEC各地域の知的資産の専門家に、実在する企業が、直面した課題や取組みを詳述したケースを教材用に開発してもらい、一冊にまとめてAPECより出版する。同時に、それらの一部を実際に教材として使用し、パイロットセミナーを開催する予定。セミナーは、企業経営者・幹部、また彼らを研修する講師らを主な対象として行う。こうした事業を開始するにあたって、ケースの具体的な視点やテーマ、セミナーの内容、事業の方向性までを討議、確定するのが、本会合の目的である。


主催:APEC、(財)貿易研修センター
日時:2009年9月14日(月)、15日(火)
場所:万国津梁館(沖縄県名護市)


内容


 本会合では、標記プロジェクトのキックオフ会合として、日本を含むAPEC域内から、9名の知的資産経営の専門家が参加した。2日間にわたる会議では、各地域における知的資産活用の状況と課題を共有し、域内で共通する課題を洗い出した。その上で、企業内部の埋もれた知的資産をいかに発掘し、戦略的に位置づけ、活用していくことができるか、人材養成の視点から、テーマや切り口を検討し、ケースとセミナーにどのように反映させていくか議論した。

 2000年の九州・沖縄サミットが開催された万国津梁館で、その時、首脳らのラウンジとして利用されたのが、今回の会場であった。そうした部屋で行われた本会合は、終始和やかなムードが醸し出され、知的資産に関して、それぞれ定義も状況も異なる各地域の専門家同士が、活発なやり取りにより、深いレベルまで議論を落としていくことができた。眼下の海を楽しむ時間も全くない、丸2日間こもっての会合であったが、今後1年間、事業を推進していくために必要な議論も、専門家同士の連携も充分に固めることができ、キックオフとして最高の成果を得ることができた。


会合会場(概観)

会合会場(概観)

会合風景

会合風景




担当:人材育成部