文部科学省特色GPシンポジウム「ケースメソッドに期待できるもの-多種教育領域での実践コラボレーション」【2009/03/05】

文部科学省特色GPシンポジウム
「ケースメソッドに期待できるもの-多種教育領域での実践コラボレーション」


概要


 文部科学省の本プログラムの一環として、慶應ビジネススクール(KBS)が実施してきた活動と日本ケースセンター事業の過去の経験を踏まえ、両組織が共催でシンポジウムを実施した。本年度は(文部科学省)本プログラムの3年目・最終年として、これまでの総括と共にケースメソッドの多様性とその可能性に焦点をあてた。講師として、経営学以外の様々な領域でケースメソッド教育を実践している大学(院)教員を招き、これまでの取組みと浮き彫りになった課題、そして今後の発展性について報告頂いた。


主催:慶應ビジネススクール(Keio Business School)、日本ケースセンター((財)貿易研修センター)
日程:2009年3月5日(木)
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南館「ディスタンスラーニング室」


参加者


大学(院)教員、経営コンサルタント、民間企業の人材育成担当者などを中心に、60余名。


内容


 本会合は、竹内氏と稲葉がそれぞれの分野・経験から、ケースメソッド教授法に関する国内の現状と克服が望まれる課題について提示することから始まった。続けて、実際にケースを授業に導入し、努力と工夫を重ねている4人の講師が、これまでの取組みについて報告した。本会合のテーマの1つである「多様性」が示す通り、講師はそれぞれ社会福祉学、教育哲学、医療教育学、サービス経営学、と一般的に利用が多い「経営学」以外の教育領域の専門家である。パネルセッションでは、パネリストとして、ケースメソッドを自身の専門領域の教育に導入した体験について、率直に語り、同様の経験を共有しうる、一般参加者と活発な意見交換を行った。まさに、3年にわたる本プログラムの刈り入れにふさわしい盛り上がりを見せた。

 事前に行ったアンケートでは、ケースメソッドで授業を運営したことがある人は4割弱。6割近くの参加者がケースメソッドは受講経験のみか、全くの未経験者であった。事後に行ったアンケート(回答率80%)では、96%の人がシンポジウム全般について「大いに収穫があった」もしくは「概ね期待通り」と回答。形式的な話ではなく、登壇者らの試行錯誤に基づく実際的な話が、多くの参加者の「聞きたいこと」に合致した。またパネルセッションの冒頭に、参加者の経験度合いの違いに配慮し、簡単なQ&Aの時間を設けるなどしたことも、幅広く好感を得る結果につながったと思われる。


PDF (104KB) プログラム


会場の風景

会場の風景

開会挨拶をする高木教授

開会挨拶をする高木教授


パネルディスカッション

パネルディスカッション




担当:人材育成部