カンボジア: リーヨンパット閣下、カンボジア王国フン・セン首相特別経済顧問、L.Y.P Group Co.,Ltd President & CEO、カンボジア商工会議所副頭取 招聘 【2009/10/05-08】

カンボジア: リーヨンパット閣下
カンボジア王国フン・セン首相特別経済顧問、L.Y.P Group Co.,Ltd President & CEO、カンボジア商工会議所副頭取 招聘


概要


 カンボジア王国の経済発展および対日理解促進、ならびに我が国との経済交流の促進強化に資することを目的に、当該国よりフン・セン首相特別経済顧問を招聘した。
 カンボジア王国からの招聘に際しては、関係機関等からの要請を受け、内部で検討の結果、平成21年度要人招聘事業にて招聘することを決定した。なお、正式な招聘者はリー・ヨンパット閣下1名であるが、フン・セン首相の要望により、カンボジア開発評議会メンバーを含む、総計5名の訪日団となった(ほか4名は自己負担)。
 経済発展が目覚しいカンボジア王国において、道路、鉄道、空港、電力、上下水道などのインフラ整備が喫緊の課題である。そこで、当該国のPPP事業の参考に資するべく、「アジアPPP協議会」等の協力を得て、関連施設の訪問、関係者間の意見交換などを行うこととした。

日程:2009年10月5日~8日
主催:財団法人貿易研修センター

被招聘者


リーヨンパット閣下 (H.E. Oknha Ly Yong Phat(李永法)
 カンボジア王国フン・セン首相特別経済顧問
 L.Y.P Group Co.,Ltd President & CEO
 カンボジア商工会議所副頭取。

(略歴)
1958年1月生まれ。カンボジア王国コ・コーン州(Koh Kong Province)出身。1999年 カンボジアにおけるコングロマリットL.Y.P Groupを設立、カンボジアのインフラ開発、経済特区の運営などの他、ゴム、サトウキビのプランテーション事業、プノンペン郊外のニュータウン開発、ホテル運営、不動産開発、物流など多岐にわたる事業を展開している。2000年よりフン・セン首相特別経済顧問、コ・コーン州開発政府代表に就任。2006年よりカンボジア上院議員。

訪日団
1.キム・ヘン氏 Ms. Kim Heang(Wife of H.E. Mr. Ly Yong Phat)
2.チア・ブテイ氏/Mr. CHEA VUTHY (カンボジア開発評議会 事務次長)
3.ソー・ビクター氏/Mr. SO VICTOR (カンボジア王国 経済財政省 副大臣)
4.セン・ニャック氏/Mr. Seng Nhak (L.Y.P Group Co.,Ltd 取締役)

プログラム同行者
1.甲斐 峰雄 氏 クメール語・日本語通訳者
2.原 啓 氏 バリュープランニング・インターナショナル株式会社 代表取締役会長 /多摩大学情報社会学研究所 客員教授
3.富所 香織 (財)貿易研修センターアジア部職員


主な訪問先等


・経済産業省
・第35回IIST アジア月例講演会 講演(東海大学校友会館)
 『カンボジアの経済動向と今後』(参加者76名)
・日本経済新聞社インタビュー
・山口大学大学院
・お台場開発状況視察
・東京23 区清掃一部組合中防灰融施設当訪問(江東区)  ※エネルギープロダクト風力発電施設
・JFE エンジニアリング(株)新省エネ空調システム事業訪問(横浜/川崎)
・三洋電機SOLAR ARK 訪問(岐阜羽島)
・トヨタ産業記念館
・名古屋港産業ハブ港視察

訪問先(面談者)等 一覧

(1)意見交換会
・杉田 定大 氏 早稲田大学 客員教授
・篠田 邦彦 氏 経済産業省 貿易経済協力局 課長
・原 啓 氏 バリュープランニング・インターナショナル株式会社 会長/多摩大学情報社会学研究所 客員教授
・廣畑 伸雄 氏 山口大学大学院技術経営研究科 准教授

(2)取材
・日本経済新聞社

(3)視察先面談者
・ワステック(株)取締役副社長 杉崎 健氏
・エネルギープロダクト(株)営業技術部 営業・サービスマネージャー 石垣 和久氏
・JFEエンジニアリング(株) 新省エネ空調システム 事業部長 藤澤 能成氏
・JFEエンジニアリング(株)新省エネ空調システム 事業部 海外グループマネージャー
原 直樹氏
・三洋電機㈱海外営業事業部 環境・エナジー営業統括部長 小貫 隆一氏
・トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館 館長 布施 直人氏
・名古屋港管理組合 企画調整室 企画担当課長 鈴木 康之氏
・名古屋港管理組合 企画調整室長 藤原 克己氏
・名古屋港管理組合 総務部総務課秘書担当 主事 瀧上 しずか氏


内容


 フン・セン首相の特別経済顧問を務めるリー・ヨンパット氏は、L.Y.P Group最高経営責任者であり、カンボジアのインフラ開発、経済特区の運営などの他、ゴム、サトウキビのプランテーション事業、プノンペン郊外のニュータウン開発、ホテル運営、不動産開発、物流など多岐にわたる事業を展開している、カンボジアのビジネス界をリードする事業家である。しかしながら現在まで訪日経験がなく、ビジネス界においても日本に知己はまったくないとのことだった。
 本事業により、初来日の機会を作ることができたことは、今後の日本とカンボジアの経済交流を考える上で、目的である「対日理解」と「人脈形成」がなされた、大変意義のある事業を行えたものと考える。
 また、メコン地域との経済交流・協力強化の必要性を認識し、事業展開している貿易研修センターとしても、リー・ヨンパット氏をはじめ、カンボジア最高評議会事務局次長、経済財政省 財務副大臣の来日をサポートしたことで、アジア要人との人的ネットワーク構築に大いに貢献することができた。

 今回、招聘者からの強い要望を受けて下記を訪問した。
 まずは、プノンペン副都心計画の参考事例を紹介してほしいとのことで、お台場(13号地)の開発状況を視察した。お台場の開発規模(430ヘクタール)は、プノンペン副都心計画(1,000ヘクタール以上)の半分以下ではあるが、ゆりかもめによる軌道系交通システムやテーマ・パーク・ホテル施設など、カンボジアの開発イメージとほぼ一致したようで、満足されたとのことだった。
 またプノンペン副都心計画では、日本の省エネや再生エネルギーの技術を参考にしたいとのことで、東京都23区清掃事業組合事務所に設置された風力発電施設やJFEエンジニアリング㈱が開発したCHS技術による冷房システムを川崎駅地下商店街の現場で視察した。なかでも、JFEの冷房システムには訪日団メンバーから高い関心が寄せられ、電気代が高く一年中高温のカンボジアでは、建物の冷房効率化に極めて効果的であるとして、プノンペン副都心計画に導入したいとの希望が出されたと聞いている。

 今回は短期間ではあったが、訪日メンバーの要望が明確で、大変に意欲的であったことから、効率よく視察することができた。またご多忙の中、懇切にご応接を賜った皆様には深く感謝申し上げたい。

 本事業の実施には、経済産業省 元大臣官房審議官 杉田定大氏、貿易経済協力局 資金協力課長 篠田邦彦氏、そして、開発計画を専門とされるバリュープランニング・インターナショナル(株) =VPI 原啓代表取締役会長に多大なお力添えを賜ったことを付記しておきたい。


リー・ヨンパットご夫妻

リー・ヨンパットご夫妻


チア・ブテイ氏

チア・ブテイ氏

ソー・ビクター氏

ソー・ビクター氏

セン・ニャック氏

セン・ニャック氏


政府関係者との意見交換

政府関係者との意見交換

アジア月例講演会会場

アジア月例講演会会場


トヨタテクノミュージアム産業記念館視察

トヨタテクノミュージアム産業記念館視察




担当:国際交流部