APEC「知的資産を活かした戦略的中小企業経営」プロジェクト・パイロットセミナー(マニラ)【2010/9/1】

APEC「知的資産を活かした戦略的中小企業経営」プロジェクト・パイロットセミナー(マニラ)


概要


 これまで知的財産戦略は、人材や資金に余裕のある大企業が自社の権利を守るという視点から議論されることが多かったが、本事業では、「知的財産」だけでなく、中小・新興企業が自社の様々な「知的資産」を正確に把握し、それを積極的に活用することで、企業の成長を図ることに焦点を当てている。本事業を通して、企業経営者らを対象とする人材養成を目的とする。
 事業行程としては、APEC各地域の知的資産の専門家に、実在する企業が直面した課題や取組みを詳述したケースを教材用に開発してもらい、一冊にまとめてAPECより出版するまでを実施する。
 本セミナーでは、その最終行程として、開発したケースを、実際に教材として使用するパイロットセミナーを開催した。ここでの評価、反応を元に、今後各専門家はケースを更新、最終版化し、出版に至る。

日程:2010年9月1日(水)、2日(木)
主催:APEC、貿易研修センター
共催:アジア経営大学院
参加地域:カナダ、香港(オンライン参加)、インドネシア、ニュージーランド、フィリピン、チャイニーズ台北、日本

内容


 本セミナーでは、ケースを開発した専門家のうち5地域6名と、アジア経営大学院(AIM)の教授陣より、プログラムディレクターの他、講師役2名が参加した。本会に先立ち、現地(マニラ)で、企業経営者・幹部、またコンサルタントや教員らを主な対象として参加者を募集した結果、30名超の同分野に関わりの深い参加者が当日来場し、開発ケースを教材に講師と共に活発な討議を行った。
 プログラム初日は、企業内に埋もれた「知的資産を見出す」ことから、「その資産を評価し、保護する」ことまでをテーマにセッションを行った。2日目は、そのように発掘した知的資産を「いかに活用し、事業を持続的に発展させていく」手段にするかをテーマに討議を行った。
 アンケートでは、26名からの回答を得た。本セミナー全体への評価は、「素晴らしい」46%、「とても良い」50%、「良い」4%、と回答者全員から高い評価を得た。また、セミナーの個別の内容、手法についても、ほぼ同様の評価を得ることができ、参加者にとって満足度の高いセミナーであったことが数字上でも裏付けされた。
 具体的なコメントとしては、「何が知的資産となりうるのか把握することができた」、「自分の会社でも、知的資産の洗い出しを行い、活用したい」という、さっそくセミナーで得た情報やツールを活用したい、という声が多く寄せられた一方で、「今後は、人的資産により焦点を当てて行きたい」など、すでにある程度知的資産経営に取り組んでいた参加者からは、方向性の見直しに触れた意見も出された。

PDF (144KB) スケジュール PDF (804KB) パンフレット

PDF (609KB) 参加者プロフィール


クラス討議風景

クラス討議風景

グループ討議風景

グループ討議風景


集合写真(専門家)

集合写真(専門家)

プログラムディレクターToby Canto氏

プログラムディレクターToby Canto氏




担当:人材育成部