平成23年度 食品・ハンディクラフト産業の実状調査【ミッション派遣】(ラオス) 【2011/11/15-22】

平成23年度 食品・ハンディクラフト産業の実状調査【ミッション派遣】(ラオス)


概要


 「地域資源を生かした産業振興」をテーマとして、ラオスの「ハンディクラフト」と「食品」に焦点をあて現地調査を実施した。 「ラオスハンディクラフトフェスティバル」の視察や、JICA一村一品(ODOP)プロジェクトの視察、食品加工企業、絹織物・ハンディクラフト工房、日系農業法人、NGO事務所などの視察・意見交換を通して、当該分野の現状や潜在的な可能性を調査した。

日程:2011年11月15日~22日
主催:一般財団法人 貿易研修センター


派遣専門家


・大倉節子 オズミック株式会社 代表取締役 (ハンディクラフト)
・荒木義宏 日本貿易振興機構 海外調査部主査 (食品)


主な訪問先等


・商工省、食品加工企業、手織物・ハンディクラフト工房、農業法人、農村支援NGO、一村一品(ODOP)プロジェクト(JICA)、ラオスハンディクラフトフェスティバル、他


内容


 ラオスはメコンの内陸に位置し、港がないことが産業振興上の一つのハンディであるが、東西回廊の整備とともに国道の整備も進んでおり、隣国タイやベトナムとの物流基盤も目覚ましく改善している。今回調査したラオス南部地域では、タイ・ベトナム企業による投資が目立つ中、日系企業でも、大手商社がボロベン高原産のオーガニック・コーヒーをベトナム経由で日本に輸出している事例や、タイに拠点を置く日系農業法人がボロベン高原の直営農園で栽培したインゲンなどの農産品をタイ経由で日本へ輸出、更には、大手製薬会社がサラワン県で漢方の生薬栽培事業を本格稼働させるなどの動きがみられる。ハンディクラフトの分野では、JETROが協力してきた「ラオス ハンディクラフト対日輸出支援事業」やJICAの一村一品(ODOP)プロジェクト協力などの成果が伺えた。一部の織物工房は小規模ながらも日本や欧米市場で十分通用する品質・デザインの高級絹織物を生産しているが、原材料の輸入依存が大きく、付加価値の高いものほど量産が難しい性格上、輸出産業振興という観点では、総じて食品加工分野の方がポテンシャルが高いと考えられる。


Dao Heuang Coffee工場視察

Dao Heuang Coffee工場視察

ハンディクラフトフェスティバル出展のODOPブース

ハンディクラフトフェスティバル出展のODOPブース




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担当:国際交流部