同志社大学ビジネス・スクールFDセミナー【2013/02/06】

同志社大学ビジネス・スクールFDセミナー


概要


 ビジネス・スクールにおける効果的なケースメソッド活用を進める同志社大学大学院ビジネス研究科から依頼を受け、同志社大学ビジネス・スクールのFDセミナーで稲葉エツが講演を行った。FD(ファカルティ・ディベロップメント)とは、大学教員が授業内容・方法を改善し、教育効果を向上させるために行われる様々な取り組みである。ビジネス・スクールにおけるケースメソッドの役割について考え、ケースを幅広い視点からとらえることができるようにするため、「ビジネス・スクールにおけるケースメソッドとケース」について、以下の内容で講演を行った。

日程:2013年2月6日(水)

場所
同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社大学ビジネス・スクール)
同志社大学今出川キャンパス 寒梅館3F プレゼンテーションホール

講師
一般財団法人貿易研修センター 人材育成部 シニアアドバイザー 稲葉エツ


内容


 今回のセミナーでは、第一に「ケースの種類」を取り上げた。ケースを分類するための考え方から、ケースの種類による教育効果の違い、ケース提供機関ごとのケースの特色などを説明した。ケースの分類や教育効果の違いを学ぶことは、授業に適したケースを選ぶのに役立つだけでなく、自らケースを作成する際にも重要になるだろう。
 次に、「ビジネス・スクールでのケースの活用」においては、ビジネス・スクールでケースメソッドを取り入れる「度合い」について、そのバリエーションをテーマにした。これに参加者から事前に要望のあった「ケースメソッドでの授業運営」というポイントを加えて説明した。オリエンテーションの重要性から、ケースリードの配慮点などを話題に加えたことで、ビジネス・スクールにおけるケースメソッドの活用について、授業単位だけではなく、コース、またはスクール全体でどのように取り組むのが有効であるか、受講者への評価はどのように行うのか、より明確になったと思われる。
 続いて、「ケースの作成」では、事例研究ケースから討議用のケースへどのように転用を図るのかを中心に話を進めた。討議用のケースを作成する際には、テーマを絞り込み、内容を時系列・関連項目ごとに整理した後に、著者の分析を削除ことが求められる。こうしたケース・ライティングのポイントについて、いくつかの説明を行った。
 最後に、「日本ケースセンター」について会員制度、ケース検索・購入、ケース登録、企画・研修の紹介をした。講演終了後のQ&Aでは、ケースの分析や選択方法に関する質疑応答があり、活発に議論が行われた。


セミナー風景

セミナー風景




担当:人材育成部