北九州市立大学大学院マネジメント研究科 FD交流会【2013/08/03】

北九州市立大学大学院マネジメント研究科 FD交流会


概要


 北九州市立大学大学院マネジメント研究科から依頼を受け、FD交流会で稲葉エツが講演を行った。FD(ファカルティ・ディベロップメント)とは、大学教員が授業内容・方法を改善し、教育効果を向上させるために行われる様々な取り組みである。ビジネススクールにおいて、どのようにケースを活用する方法があり、その授業はどう運営されるのかについて、以下の内容で講演をおこなった。

日程:2013年8月3日(土)

場所
北九州市立大学大学院マネジメント研究科(専門職大学院)
北九州市立大学北方キャンパス 本館7F会議室

講師
一般財団法人貿易研修センター 人材育成部 シニアアドバイザー 稲葉エツ


内容


 「ビジネススクールにおけるケースの活用と授業運営」と題し、約90分の講演をおこなった。はじめに「ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)とケースメソッド」として、ケースメソッドの起源とされるHBSの例を紹介しながら、「解のない課題への対応」を学ぶ方法論として、"Participants' Centered Learning(授業参加者を中心に据えた学習)"としてのケースメソッドを紹介した。
 講演の柱は、1)ケースの種類、2)ビジネススクールにおけるケースメソッド、3)ケース作成、4)日本ケースセンターの活動の四つであった。今回は、ビジネススクール全体でどのようにケースメソッドに取り組む方法があるのかについて理解を深めるため、「ケース活用のカリキュラム開発」や「ケースメソッド運営のポイント」といった内容にも重点が置かれた。
 また、「ケースの作成」というテーマには、参加者から多くの関心が寄せられた。「討議用ケース作成の留意点」から「事例研究の討議用ケースへの転用」といった実用的な内容と共に、今回はコースデザインを行うためのケース作成というポイントも加えた。ケース教材で教えるだけでなく、ケース作成の過程から得られる新たな学びについて、参加者は認識を新たにした様子であった。
 講演終了後には30分程度の意見交換の時間を設けた。質疑応答とともに、各参加者がどのようにケースを使って授業を行っているのかについて、それぞれの意見を出し合った。個々の教育方法について自由に意見を交換できるオープンな雰囲気で、同校でケースを使って教える際の課題が共有された。


稲葉エツ 講演 風景

稲葉エツ 講演 風景




担当:人材育成部