第11回「CCJケースメソッド研究会」【2014/8/29】

第11回「CCJケースメソッド研究会」


概要


 日本ケースセンターは、ケースメソッド授業の運営能力の向上を図るため、ディスカッションリードの演習の場を提供し、参加者同士で研鑽する「CCJケースメソッド研究会」を開催している。

日程:2014年8月29日(金)

場所:一般財団法人 貿易研修センター

参加者:大学教員、セミナー講師・企業の人事担当者など16名


内容


 本研究会では、ケースリードのスキルを磨きたい参加者が、自ら立候補し、ケースを選択して授業計画を準備し、ディスカッションリーダーとして模擬授業を行う。生徒役となる参加者の討議をリードすることにより、ケースメソッド運営の実践的な能力を高めることを目的とする。また、生徒役の参加者も、他者のケースリードを体験し、一緒に授業内容について振り返って学んでいく。

 第11回の研究会で使用されたケースは、「インド・マドゥライのアラヴィンド眼科病院:視力への貢献」。インドのアラヴィンド眼科病院は、「貧困による失明を撲滅したい」というビジョンのもと、白内障手術をインドの最貧層に無料で提供する一方、低コストの医療サービスを提供するアラヴィンド・モデルを広めることを目標としている。本ケースは、同眼科病院が、収益と無料患者の受入を両立させ、世界最大の眼科病院へ成長していく過程について記述している。

 冒頭、ケースリーダー役の参加者によるオリエンテーションを実施した後、生徒役の参加者はグループに分かれて、同眼科病院が世界有数の眼科病院になった要因や、これからの課題について議論を行った。クラスディスカッションでは、ケースリーダーのリードのもと、病院事業の特性や同眼科病院の経営内容を分析し、成功要因や課題、アラヴィンド・モデルの拡大方法について意見交換を行った。

 最後に、ディブリーフィングではモデレーターの慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 特任准教授 竹内伸一氏が中心となり、生徒役の参加者がディスカッションリードの内容について参考になった点や助言を述べた。また、今回扱ったケースの活用方法について議論した。ケースリーダーからは、多様な背景を持つ参加者と演習を行い、自らのケースリードについて多くの気づきを得たとの評価を頂いた。


セミナーの風景

セミナーの風景



担当:人材育成部