第14回「CCJケースメソッド研究会」【2015/09/04】

第14回「CCJケースメソッド研究会」


概要


 日本ケースセンターは、ケースメソッド授業の運営能力の向上を図るため、ディスカッションリードの演習の場を提供し、参加者同士で研鑽する「CCJケースメソッド研究会」を開催している。

日程:2015年9月4日(金)

場所:一般財団法人 貿易研修センター

大学教員、セミナー講師・企業の研修担当者など16名


内容


 日本ケースセンターは、ケースメソッド授業の運営能力の向上を図るため、ディスカッションリードの演習の場を提供し、参加者同士で研鑽する「CCJケースメソッド研究会」を開催している。第14回の研究会では、KBSケース「ヤフー株式会社2013 高業績企業の企業変革」を使用し、ディスカッションリーダー役の参加者が、生徒役の参加者を相手に模擬授業を行った。

 本ケースには、ヤフーの井上前社長が在任時に15年連続最高益という記録を打ち出していた2012年、当時44才とまだ若い宮坂氏に社長の座を譲り、その翌年も更に最高益を更新した2013年当時までの社内改革や、ミドルマネージャ-、経営陣の様子が描かれている。企業は事業環境の変化に適応するために、適切に変革してゆくことが欠かせないが、企業の成長に伴い陥りがちな危機的状況を回避して、組織改革を成し遂げるためには、どのような壁を乗り越え、何をすることが必要なのか、考えることができるケースである。

 冒頭、ケースリーダーより、通信・情報端末や、インタネット通信環境の変化など、ケースの中には書かれていない外部環境や、ヤフーの歴史と広範なサービスについて概観した後、3つのグループに分かれて、20分間のグループ討議を行った。続いて、ディスカッションリーダーのケースリードで、全体のクラス討議へ移った。ディスカッションでは、ヤフーが規模を拡大していた中で、どのような組織構築上の問題に直面していたか、社長交代前に組織として抱えていた問題があったのか、自分が新社長に指名されていたら、人事部長だったら、何をしていたか、今後想定される問題は何か、事前課題の設問に沿って、討議が進められた。

 最後のディブリーフィングは、モデレーターの進行で進められ、今日のケースリードを振り返り、設問の意図やリードの展開、時間配分、討議の各局面での判断などについて振り返りを行った。生徒役である参加者からは、忌憚のない意見や改善提案なども示され、ケースリーダー、討議参加者ともに学びの多い研究会となった。


セミナーの風景

セミナーの風景



担当:人材育成部