平成18年度 貿易投資の自由進展による新たな調達戦略-アジア地域のサプライチェーンにおける企業の社会的責任に関する事例研究

平成18年度 貿易投資の自由進展による新たな調達戦略
-アジア地域のサプライチェーンにおける企業の社会的責任に関する事例研究

概要


 本調査研究は、貿易投資の自由化が進展する中、重要性が高まっているサプライチェーンでの社会的責任(CSR)に取り組むために、日本企業における海外取引を含むサプライチェーンでのCSRの課題を洗い出し、サプライチェーンの有効な管理・推進手法、及び課題解決に有効な方法を、実際の事例を通して検証し、ベストプラクティスとして収集することを目的としたものである。
 事例研究では、オムロン株式会社、東陶機器(TOTO)株式会社、富士通株式会社の3社について、アジア地域のサプライチェーンにおけるCSRの取り組みを具体的に調査した。オムロンについては、調達の最重要拠点である中国において、2005年の上海工場再編に伴う仕入先との再契約機会を活かして、全社対応より先駆けて実施した取引契約書へのCSR遵守項目追加や今後のモニタリングに関する取り組みと課題を紹介した。TOTOについては、業界他社の関心が低い中で、評判リスク回避の観点から独自に取り組んでいる中国での取引先CSR実態調査や、取引先に対する TOTOのCSRの考え方の説明・確認の取り組みと課題を紹介した。富士通については、RoHS導入とCSR活動の一環として改正したグリーン調達基準を海外で適用するために、業界他社に先駆けて海外(台湾)に設置したグリーン調達監査拠点における中国・台湾地域のグリーン調達活動の取り組みと課題、及び、富士通の監査を受けて取引先独自に構築した環境管理システムなどの取り組みを紹介した。

内容


1 はじめに
2 事例研究
(1)オムロン株式会社
・イントロダクション
・企業プロフィール
・CSRへの取り組み
・サプライチェーンのCSRマネジメントに関する取り組み
・取り組みを進める上での課題

(2)東陶機器株式会社
・イントロダクション
・企業プロフィール
・中国市場の現状
・CSRへの取り組み
・サプライチェーンのCSRマネジメントに関する取り組み

(3)富士通株式会社
・イントロダクション
・企業プロフィール
・CSRへの取り組み
・サプライチェーンのCSRマネジメントに関する取り組み
・グリーン調達マネジメント
・まとめ



総務・企画調査広報部