第77回-1,2 中央ユーラシア調査会 ゲスト報告1「カザフスタン機械製造業の概況」カザフスタン産業・貿易省 工業・科学技術発展委員会 機械工業部 部長 エルジャノフ・ウミルセリク、「カザフスタンの国家資産管理、イノベーション、産業政策」カザフスタン産業・貿易省 工業・科学技術発展委員会 国家資産業務部部長 オスパンガリエフ・テリマン【2007/07/25】

日時:2007年7月25日

第77回-1 中央ユーラシア調査会 ゲスト報告1
「カザフスタン機械製造業の概況」


カザフスタン産業・貿易省 工業・科学技術発展委員会 機械工業部 部長
エルジャノフ・ウミルセリク

エルジャノフ・ウミルセリク カザフスタンの機械製造業で最も重要な部門は、石油、ガス、農業機械、輸送機械だ。とくに海外からの投資には、国家としていろいろな支援を用意している。まずカザフスタンの機械製造業に融資、投資する場合、部品輸入の際の関税免除、一定期間の法人税免除、国家現物贈与(企業用地の提供)等の特典が得られる。カザフスタンの人口は1500万人と少なく、市場規模はまだ小さい。したがってこのようなプロジェクトを行う場合、輸出向けとしなくてはならないだろう。隣国にはキルギス、パキスタン、ロシアなどいろいろな国がある。ただし現在、カザフスタンでは石油、ガス部門の発展により国民の生活レベルが向上、購買力が上がっている。乗用車など、価格の高い物を購入できる層が拡大し手いるので、国内での自動車製造は有望であると思う。同様に、電気機器製造にも将来性がある。一方、国内製造業にはまだ、人材育成など、多くの問題も存在している。

第77回-2 中央ユーラシア調査会 ゲスト報告2
「カザフスタンの国家資産管理、イノベーション、産業政策」


カザフスタン産業・貿易省 工業・科学技術発展委員会 国家資産業務部部長
オスパンガリエフ・テリマン

オスパンガリエフ・テリマン カザフスタンは若い国で、独立後は困難な時期もあったが、2001年ごろから経済は安定的に成長している。とくに過去5年間で外国投資が増大、これらは資源分野、特に石油、ガス部門に投入されており、製造業や加工業向けは少ない。近年、政府はとくに製造業育成が重要だと考えるようになり、一連の新しい経済プログラムを策定した。そのひとつである政府による国家資産管理に関するプログラムは、国家資産管理の効率化を目的とするが、課題も多い。第1に国家資産を確定し、第2に統一のデータベースをつくり、かつ法的基盤の改善を行う必要がある。 イノベーション・インフラの発展でも、政府はプログラムをつくっている。このプログラムは期間2005-2015年を対象とし、第1の目的は国の知的潜在能力を営利化、普及、市場化させることにある。開放的なイノベーション・システムの形成を目指す。現在の経済改革における重要な施策に、国家資産管理効率化のため、国の株式や資産を管理する国営ホールディングの設立がある。同様の目的で国の支援を受け、国の資産を管理するコーポレーションが地方には設立された。

(敬称略 / 講師肩書は講演当時 / 文責:貿易研修センター)

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担当:総務・企画調査広報部