● カザフスタン:ドスム・サトパエフ氏、Risks Assessment Group代表、● ウズベキスタン:アブドゥジャバル・アブドゥバキトフ氏、ウエストミンスター大学タシケント校 初代学長 招聘 【2008/10/4-10】

カザフスタン:ドスム・サトパエフ氏
Risks Assessment Group代表

ウズベキスタン:アブドゥジャバル・アブドゥバキトフ氏
ウエストミンスター大学タシケント校 初代学長 招聘


概要


 (財)貿易研修センターでは、アジア諸国の様々な分野で活躍する要人を個別に招聘し、我が国の政府、経済界、学者等、各界の要人との意見交換や産業視察などを通じて、対日理解と人脈形成を促進する、アジア要人招聘事業を実施している。
 その一環でこのたび、我が国の資源確保の観点から近年とくに注目を集める中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンより、当該地域の政治経済事情に詳しい著名な研究者2名を招聘し、我が国各界の関係者との意見交換を含む人的交流を通じて、当該地域と我が国との相互理解促進及び二国間の関係強化を図ることとする。また、同時に、10月8日(水)に開催予定のIIST・中央ユーラシア調査会公開シンポジウムに海外講師として登壇させ、国内の中央アジア問題に関心を持つ参加者を対象に、当該地域の政治・経済・社会事情について広く紹介してもらうとともに、内外の研究者相互の交流促進に役立てることとする。

日時:2008年10月4日-10
場所:東京首都圏
主催:(財)貿易研修センタ-


被招聘者


カザフスタン:ドスム・サトパエフ氏 (Dr. Dossym Satpayev)
Risks Assessment Group代表

Director of consulting NGO “Risks Assessment Group”
中央アジア及びカスピ海地域諸国の政治経済分析、カントリーリスク評価とその関連のコンサルティングを手がける、カザフスタンのアルマトイを拠点とする、NGOのシンクタンク組織の代表者。

ウズベキスタン:アブドゥジャバル・アブドゥバキトフ氏
ウエストミンスター大学タシケント校 初代学長

Rector, Westminster International University in Tashkent
英国のウエストミンスター大学と提携し2002年に開校した同大学タシケント校の初代学長である同氏は、主な専門分野は政治であるが、経済、社会など、中央アジア地域の幅広い分野の知識を有しており、とりわけ当該地域のイスラム政治勢力の活動や国際テロ、イスラム原理主義の影響などについて詳しい。


内容


 ほぼ1週間の訪日プログラムで、招聘者は(1)経済産業省及び外務省の訪問、意見交換、(2)ロシアNIS貿易会(ROTOBO)、中央ユーラシア調査会などの関係機関・研究者との意見交換、(3)IIST・中央ユーラシア調査会公開シンポジウムへの出席、発表、(4)日本カザフスタン、日本ウズベキスタン経済委員会会員企業との懇談会、日本貿易振興機構(ジェトロ)事業関係者との懇談会を通じて日本と当該国とのビジネスの可能性を探る機会、などがあった。とりわけ、10月8日(水)に実施されたIIST・中央ユーラシア調査会においては、2名の招聘者も特別講師として、30分のプレゼンテーションを行なうだけでなく、討議にも参加し、両国の実情を伝えていただく、またとない機会となった。またシンポジウムの後に、我が国の中央ユーラシア地域の専門家、関係者などを招いた懇談会には30名余りの方々が出席され、積極的に招聘者との親交、交流を深めてもらった。

 今回の事業について、最も大きな成果は、招聘者2名がIIST・ユーラシア調査会公開シンポジウムに講師として参加し、当該地域の実情について多くの参加者(当日は100名余りの方々が参加)と共有することができたことにある。我が国においては、中央アジア地域についての情報がまだ限られており、シンポジウム参加者のみならず、今回招聘者との意見交換を行った関係者から、非常に有意義な意見交換を行えたとの感想が寄せられた。
 例えば、東京外国語大学の教授から、2名の招聘者が学生達とゼミ形式で意見交換を実施したことについて、『学生との懇談は予想以上に議論が続き、私どもの学生は大変満足した。ご協力ご支援に感謝する。ちょうど中央アジアの研究・教育機関との関係強化を考えていたところで、当方としては大変有益なイベントになった』とのコメントがあった。また、最終日の二国間経済委員会の企業関係者との懇談会では、両氏が自国において影響力のある人物であることから、日本との経済交流を活発に進めていくために何が重要であるのかを伝えることができたとして、日本側関係者から、今後必ずや何らかの進展が期待できるであろうとの声が聞かれた。
 また、招聘者本人からも、本事業を通じて様々な意見交換をしたことで、我が国の当該地域に対する関心の範囲がよくわかった、とりわけ今後の相互の経済活動の可能性について理解を深めることができたとして、積極的に評価するとのコメントがあった。今後我が国とカザフスタンやウズベキスタンを含めた中央アジア地域との交流関係が強化されていくなかで、本事業がより活発な経済活動の実現に向けての一助となったのではないかと期待される。

ドスム・サトパエフ氏:カザフスタン

ドスム・サトパエフ氏:カザフスタン

アブドゥジャバル・アブドゥバキトフ氏: ウズベキスタン

アブドゥジャバル・アブドゥバキトフ氏: ウズベキスタン


IIST主催オリエンテーション

IIST主催オリエンテーション

IIST主催 公開シンポジウム

IIST主催 公開シンポジウム


日本カザフスタン、日本ウズベキスタン経済委員会会員企業との懇談会

日本カザフスタン、日本ウズベキスタン経済委員会会員企業との懇談会

東京外国語大学ロシア語科教員及び学生との懇談会

東京外国語大学ロシア語科教員及び学生との懇談会




担当:国際交流部