(本ページの英語版はこちら)

平成20年度 高知・愛媛 アジアインダストリアルツアー 【2008/11/12-14】

平成20年度 高知・愛媛 アジアインダストリアルツアー


概要


 高知県室戸市にある、海洋深層水資源の有効利用を図る技術開発プロジェクトなど、四国地域特有の産業の理解促進を目的とし、高知、愛媛県という四国地方の2大県を取り上げ、これら地域の経済産業事情をアジア諸国の外交官に紹介する、在日アジア外交官交流事業「高知県・愛媛県の産業事情視察」を、平成20年11月12日(水)から同14日(金)まで経済産業省の協力のもとで実施した。

日程:2008年11月12日(水)~11月14日(金)
主催:(財)貿易研修センター
後援:経済産業省
協力:四国経済産業局、高知県庁、愛媛県庁、ジェトロ高知、ジェトロ愛媛
場所:高知県、愛媛県

参加者


16名(詳細は下部を参照)


主な訪問先等


・室戸海洋深層水アクアファーム(室戸市)
・赤穂化成株式会社 深層水事業所視察(室戸市)
・木曜市、高知城
・株式会社ミロク(南国市)
・株式会社谷口金属熱処理工業所四国工場(西条市)
・愛媛県庁
・日本食研株式会社視察(今治市)
・亀老山展望公園


内容


 ツアー初日には、室戸市に大きな経済効果をもたらした室戸海洋深層水について学んだ。参加者は、高知県によるブリーフィングのみならず、実際に室戸市にある取水・分水施設を有するアクアファームや、海洋深層水の製品を扱っている赤穂化成(株)などを訪問し、海洋深層水について理解を深めた。参加者の多くは、1995年に高知県が海洋深層水の民間分水を許可してから、現在のように海洋深層水関連産業が県で100億円を超す出荷額を生み出し、地元室戸市の雇用を支える重要な産業に育った事実を学び、自然の恵みである天然資源を生かしたビジネスの可能性について認識を新たにしていた。又、参加者は、海洋深層水を利用した芋ケンピの試食、海洋深層水の試飲等を通じて、海洋深層水を利用した製品に対する関心を高めた。
 2日目には、高知県南国市にある(株)ミロクを訪問した。捕鯨砲から猟銃、そして今や自動車部品(主に高級車のステアリングハンドル)まで時代のニーズにあわせて製品を多様化し、また生産しているものを単なる「製品」ではなく、「芸術品」としてとらえ、ものづくりに対して強いこだわりを持つ同社の歴史や理念に、参加者は大変感銘を受けていた。また、参加者は、実際に、機械ではなく人だからこそできる細かい点検や、技術に根ざした製造ラインプロセスを確認し、日本企業の高い技術力やものづくりへのこだわりを学んだ。
 その後、愛媛県へ移動し、(株)谷口金属熱処理工業所の視察を行った。「元気なものづくり中小企業300社」に選ばれた同社は、小規模ながらも、研究開発に力を入れることにより、熱処理技術に企業としての強みを生み出しており、参加者はその技術力と社員のレベルの高さに感心していた。その後、愛媛県庁では県知事表敬、また担当部長によるブリィーフィングを通じて、愛媛県の経済事情についての理解を深めた。
 最終日は、(株)日本食研を訪れ、食品加工プロセスや同社の発展のプロセスについて学んだ。1971年に数名規模で始まった同社は現在、国内141箇所、海外11箇所で事業展開をしており、参加者はその発展のプロセスから多くを学ぶことができた。また、同工場視察の受け入れ態勢のよさに参加者は感銘を受けていた。
 今回のツアーでは、高知県・愛媛県を代表する企業の関連施設を訪問してその取組み状況を視察し、地方においても、独自の技術開発や理念をもつことにより成功している中小企業の強みや企業発展のプロセスを学んでもらった。また、今後の自国の経済発展のために今回訪問した企業との間で、協力関係を築いていきたいという参加者も多くいた。例えば、谷口金属熱処理工業所に対して、アジア各諸国から訓練目的で人材を派遣したいという要望もあった。
 今回は、高知県・愛媛県ともに、地域の経済産業局や業界関係者との交流の場を通じて、参加者と地域関係者の間で相互に活発な意見交換を行うことができた。こうした意見交換を通じて、本事業が今後のアジアと日本の協力関係の更なる強化・促進に向けた、パイプ作りに役立ったとして参加者から評価された。
 さらに、本事業については、地元マスコミの関心も非常に高く、高知県においては新聞1社(高知新聞)、また愛媛県においては、新聞2社(愛媛新聞、日刊工業新聞)、テレビ局2社(NHK、あいテレビ)を通じて取材があり、本事業の実施状況が報道された。

赤穂化成(株)視察(高知県 室戸市)

赤穂化成(株)視察(高知県 室戸市)

高知城にて(高知県 高知市)

高知城にて(高知県 高知市)


(株)谷口金属熱処理工業所 四国工場視察(愛媛県 西条市)

(株)谷口金属熱処理工業所
四国工場視察(愛媛県 西条市)

愛媛島県知事表敬(愛媛県庁にて)

愛媛島県知事表敬(愛媛県庁にて)


日本食研(株)視察(愛媛県 今治市)

日本食研(株)視察(愛媛県 今治市)


参加者


・His Excellency Mr. Ashraf-ud-DOULA (Bangladesh) バングラデシュ人民共和国大使館
特命全権大使 アシュラフ・ウッド・ドウラ 閣下

・Mr. Mahadi MAIDIN (Brunei)
ブルネイ・ダルサラーム国大使館)
臨時代理大使・公使参事官 マハディ・マイディン)

・Ms. LI Qian (China)
中華人民共和国大使館
二等秘書官(経済担当)李 茜 (リー キアン)

・Dr. Thadathil PANKAJAKASHAN (India)
インド大使館
化学技術部 参事官 タダティル パンカジャクサン

・Mr. Virasac SOMPHONG (Laos)
ラオス人民民主共和国大使館
参事官・次席代表 ビラサック・ソンポン

・His Excellency Dato' Mohd. Radzi ABDUL RAHMAN (Malaysia)
マレーシア大使館
特命全権大使 ダト・モハメッド・ラジィ・アブドゥルラーマン 閣下

・Mr. Erdenedavaa LUVSANTSEREN (Mongolia)
モンゴル大使館
一等書記官 エルデネダワー ルブサンツェレン

・His Excellency Mr. Hla Myint (Myanmar)
ミャンマー連邦大使館
特命全権大使 フラ・ミン 閣下

・Mr. Imtiaz AHMAD (Pakistan)
パキスタン・イスラム共和国大使館
臨時代理大使・公使 イムティアズ・アハマド

・Mr. Mauino HARESCO (Philippines)
フィリピン共和国大使館
商務参事官 マウイノ・ハレスコ

・Mr. Ethan CHUA (Singapore)
シンガポール共和国大使館
一等書記官 イサン・チュワ

・Mr. Rathnayake DISSANAYAKE (Sri Lanka)
スリランカ民主社会主義共和国大使館
公使参事官(商務担当)ラトナヤカ・ディッサナヤカ

・Mr. Jullapong THAVEESRI (Thailand)
タイ王国大使館工業部
公使参事官(工業)ジュラポン・タウィーシー

・Mr. Julio da Costa Freitas (Timor-Leste)
東ティモール民主共和国大使館
二等書記官 ジュリオ・ダ・コスタ・フレイタス

・His Excellency Mr. NGUYEN Phu Binh (Viet Nam)
ベトナム社会主義共和国大使館
特命全権大使 グエン・フー・ビン 閣下

・Ms. NGUYEN THI THUY Van (Hanoi)
ベトナム社会主義共和国 ハノイ市駐日代表部
代表 グェン・ティ・トゥイ・バン



担当:国際交流部

(本ページの英語版はこちら)