第31回APEC人材養成作業部会(HRD-WG)及び第10回キャパシティー・ビルディング・ネットワーク(CBN)会合(シカゴ) 【2009/06/22-26】

第31回APEC人材養成作業部会(HRD-WG)及び第10回キャパシティー・ビルディング・ネットワーク(CBN)会合(シカゴ)


概要


 IISTはAPEC設立当初から、日本の代表機関として、人材養成作業部会(HRDWG)及びキャパシティー・ビルディング・ネットワーク(CBN)会合に、参加している。この会合は、APEC域内の人材育成の共通課題を討議し、共同事業を推進する目的で毎年開催される。今年も、今後のHRDWGの活動方針を議論するとともに、既存プロジェクトの実施状況の報告および新規プロジェクトの提案を行なう目的で開催された。

日程:2009年06月22日~26日
場所:De Paul University Lincoln Park Campus(シカゴ/米国)
主催:APEC
参加者:日本を含む16地域より約150名


内容


 今年のHRD WG本会合の最初の議題としては、世界的な経済危機によるAPEC域内の労働・人材養成への影響が取り上げられた。各地域からの報告と、これまでの対応策について、具体例と共に報告が行われた。また、2010年9月に、中国で開催予定の人材養成大臣会合のテーマや議題案と共に、進捗状況や今後のタイムテーブルが報告された。

 CBN会合では、各事業の進捗と完了報告がそれぞれの地域によって行われた。IISTからは、『投資自由化・円滑化のためのキャパシティ・ビルディング』1の完了報告のあと『中小・新興企業の知的財産権戦略―グローバル・サプライ・チェーンへの参入に向けて―』2の進捗状況を報告し、今後の活動への協力を求めた。また、昨年貿易研修センターが提案・承認された新規事業『持続可能な人材開発への戦略的アプローチ―APEC地域経済統合に備えて―』3については、プロジェクトの実施計画を説明し、多くの参加者から賛同を得て、今後の具体的な協力が約束された。

 これまでのAPEC活動を総括した上で、APECの地域経済統合の一層の進展、特に2020年の途上国の貿易投資自由化に向けて、それに呼応できる、人的、制度的、キャパシティを、向上することを目指すこの新規事業は、HRD WG会合最終日でも、リードシェパードより、各地域の協力を仰ぐ要請が特別に発せられた。

 全体的には、世界的な経済危機が、APEC域内でも、様々な形で影響を及ぼしていることを、多くの報告や議論を通して感じられた。他方、IISTの活動に関して見れば、2010年のAPEC HRD WGホスト国である日本の事業として推進しているこれまでの総括と新たな10年を見据えた新規事業が、多くの地域の賛同を得て、様々な形式の具体的支援・協力を広く得ることができたのは、APEC創設当初からCBNで日本の代表機関として活発に活動してきたことへの大きな手応えとなった。


PDF (163KB) プログラム


本会合(第1日目)

本会合(第1日目)

本会合(第2日目)

本会合(第2日目)


リードシェパード:アラン ギンスバーグ氏

リードシェパード:アラン ギンスバーグ氏

CBN議長:ナイジェル ハワース氏

CBN議長:ナイジェル ハワース氏




担当:人材育成部